サワラ隊AKIです。
2012年2月4日の島自慢のコーナーは良く晴れて女木島も男木島もくっきり見える
高松港からお送りしました。高松港と女木島、男木島を結ぶ『めおん』号もちょうど
港に入ってくるところでした♪
この日は、女木島、男木島にとってもご縁のある映画監督 野村精司さんにお越しいただき
お話をお伺いしました。
野村監督は映画でいうと2010年に公開された「めおん」の三部作のうちの1作を
監督し、全体のプロデュースをされました。
Q.「めおん」の監督をされる以前から島にご縁があるそうなんですが?
そうですね。女木島にフェリーの待合所と一緒になった「鬼の館」があり、
そちらを企画し、制作しました。
Q.監督は映画監督の仕事だけではなく、全国の博物館や催しなどの建物の
制作やプロデュースもされているんですよね?
そうですね。建物そのものは建てませんが、展示するグラフィックであったり、映像などを
企画し、制作する仕事をしています。
Q.今回、男木島が舞台となったドキュメンタリー映画、
『それでも風は吹いている』という映画を製作されましたが?
中学三年生が卒業すると、この男木島の中学校が休校になるので、
その三年生を約1年間追いました。
Q.その撮影の仕方がちょっとユニークなんですよね?
はい。三年生の三人が受験生と言う事で、学校に許可をとりに行った時に校長先生から
撮影にあんまり来ないでほしい、あまり刺激しないでほしい、という最大の条件がありました。
「これは困った!」と思いましたが、ハイビジョンの小型カメラを学校にお預けして
生徒さんや先生に「自由に撮ってください。」「映像日記のように撮ってください。」と
お願いしました。それが僕にはいい様になったのだと思います。
僕らがカメラを構えるより素顔が出たのかなぁと思います。
Q.学校が休校になると言う事はさみしく、島の人達にとっても大変な事
だと思いますが、その1年を追って監督は何か感じましたか?
わずか1年ですが、三人の中学生が成長していったという事が彼らが撮った映像にも
僕らが撮った映像にもあるのですが、中学三年生というのはかかんな時期なので1年でも
ここまで成長するのかなぁと思いました。それと同じく先生達が卒業式を迎え、休校に
近づくにあたって、だんだんと表情が変わってきます。これで終わりなんだなぁ~っと。
かたや、成長していくし、もう片方では、もう学校を去らなければならないんだと言う悲しみ
の様なもののギャップを感じました。
Q.映画の予告の中に「島で生きる」という言葉がありました。
私達は島に行く人ですが、島の人達はそこで生きているんですね?
タイトルにもあった様に「それでも風は吹いている」というのは島で生きている
ということなんです。例えば人が出て行ったり、帰ってきたり、いろんな事があっても
島そのものはそこに存在しますし、そこで生きていく人というのはずっとそこで生きていきます。
どんな風が吹こうが何があろうが結局変わらない。そういった「変わらない」と言う中に
色んな方が一生懸命に暮らしている、というところにものすごくエネルギーを感じます。
そのエネルギーみたいなものがドキュメンタリーの中で子供たちを通して表現できれば
なぁと思いました。
Q.印象的なシーンがいくつもあると思うのですが、
最後のシーンで船を見送るシーンがありましたが?
そうですね。これも不思議なシーンで、普通、三人の中学生が中学校を去って行くときに
船に乗って見送られるのかなぁと思ったら彼らは島に残ったままで学校の先生達が見送られて
行くのです。イコールそれは、学校がなくなっていく、先生達が去って行くと言う事を印象付けて
いるシーンで、でもその先生達の姿が見えなくなっていったら、また島は平常な島に戻っているんです。
そこに、冷たさとか、そういうのではなく、ものすごく日常にある事で、僕らが思っている
「悲しい事」ではなく、それでも毎日ここで生きていかなければならないんだ、ここで暮らして
行くんだ、という「力」を感じました。
ドキュメンタリー映画『それでも風は吹いている』は三月にはこの高松でも
ご覧いただくことができます。
高松港からすぐ近くにあるサンポート高松にある「e-とぴあ・かがわ」
◆e-とぴあ・かがわ HP
https://www.e-topia-kagawa.jp/
住所:高松市サンポート2番1号
TEL:087-822-0111
その他にも、もっと多くの方に見て頂いてほしいと言う事で
沖縄国際映画祭やSKIPシティ国際Dシネマ映画祭などに参加していく予定だそうです。
まずは映画祭に参加して出来ればその後に島にある学校などで地域の人に見て頂ける
上映会を開いていきたいと言う事なのでとっても楽しみですね!











