【本島】ものづくりの楽しさを知って欲しい
べっち   2013年9月28日(土)
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9月28日(土)の「島っていいね」では、

来月5日に秋会期が開幕する「瀬戸内国際芸術祭2013」の舞台の1つ、

香川県丸亀市に属する「本島」の話題をお届けしました。

 

本島は、平安時代から塩飽(しわく)水軍の本拠地として栄えた島であり、

笠島地区には、もともと船大工だった塩飽大工の意匠が残る建物が多く現存しています。

 

本島 笠島地区

 

その本島で今秋、塩飽大工の技術や心意気を後世に残したいという思いで集まったのが

善根湯×版築プロジェクト」の皆さんです。

 

 番組では、プロジェクトの一員である 建築家の齊藤 正さんにお話を伺いました。

 

前列左から2番目が齋藤さん

 

「善根湯?」「版築?」と、聞きなれない言葉がついたプロジェクトですが、

まず、「善根湯」というのは、東日本大震災の後、齊藤さんが発起人となり被災地の方に、仮設ではない本格的なお風呂を

届けるというボランティア・プロジェクトです。

また、「版築」というのは、堅固な土塀をつくるために古来から伝わる技法で、土を使って固める古代のコンクリート。

日本では、法隆寺の塀は「版築」でつくられています。

 

そして、今回、「善根湯×版築プロジェクト」がつくるのが、大きな 大きなサウナです。

 

作業は本島の土を木枠に流し込んでは固めるという単純な作業なのですが、

高さ8Mという大きな建物をつくるためには、大勢のボランティアさんの協力なしにはつくれなかったそう。

 

できあがった この地層には、参加した皆さんの血と汗と思いがギュッとつまっているのでしょうね。

 

 「こんな簡単な方法でも大きな建物をつくることができるということを多くの方に知ってもらい、建築に興味を持ってもらえればと思いますし、これを機に、本島に塩飽大工という素晴らしい技術を持っている人たちがいたということも知ってもらうキッカケにもなって欲しい。」と、齊藤さん。

 

この大きなサウナが建築されている場所から、笠島地区は歩いて移動できる距離にあります。

アート作品の鑑賞はもちろんのこと、島の歴史・文化にもふれ合っていただけたら島の魅力にも気づいていただけるはず。

この秋は、是非、本島を訪れてくださいね。